けあNEWS によれば、「ビール苦味成分」のアルツハイマー病予防効果を解明をキリンなどが行ったという。
食の成分にはまだまだ未解明の人類の歴史を変えていく、有用な成分が沢山含まれているのだろう。
2010年に始まったラジオ番組「食の情報最前線」(現在は休止中)。記念すべき第1回目の放送では、「食べ方で体が元気になる」をテーマに若山博士が、元気になるための3つのポイントを紹介しています。
1.「本物の食材を選びましょう」
力強い土、きれいな水や空気などから生まれた食材を選んで食べましょう。野菜本来の栄養素をたっぷり含んだ自然のままの食材がポイントです。
2.「旬の食材を選びましょう」
細胞が求めている食材は、季節に合った食材です。四季折々で体のコンディションは異なります。自然に、細胞が欲するものを選んで食べましょう。
3.「最適な調理法を選びましょう」
美味しく食べられる調理方で食べた時に、細胞が喜びます。生で、焼いて、揚げて、煮て…それぞれ最適な調理法で食べましょう。また、年齢によっても最適な調理法が変わることもあります。
ということで、今回は、食材ごとに適した調理法をご紹介したいと思います。
■油で炒める
ベータカロテンが豊富な野菜は、油で炒めることで吸収率がぐっと上がります。色の濃い野菜と覚えておくとわかりやすいですね。
例)にんじん、ほうれん草、かぼちゃ、トマト、小松菜など
■生のまま
ビタミンCが豊富な食材は、できるだけ生のまま食べましょう。水にさらすとビタミンが逃げてしまうのでNGです。
例)水菜、キャベツ、白菜、パセリなど
■すりおろし
酵素の多い野菜は、すりおろして食べるのが最適です。熱に弱いので、生のまますりおろすのがポイント。
例)大根、山芋など
■一度冷凍してから調理
小さく切り分けて冷凍しておけば、すぐ料理にも使えて、忙しい主婦の方でも助かります。
例)ブロッコリー、にんじんなど(ベータカロテン、ビタミンC、ルテインがアップ)
ぜひ、最適な調理方法で最大限の栄養素を引き出して、元気な体を手に入れましょう!
ラジオ日本「食の情報最前線」
第1回テーマ「体が元気になる」
https://www.youtube.com/watch?v=sRI7UODc_Lc&feature=youtu.be
長い冬も過ぎ去り、春が訪れました。暖かな陽光に包まれてゆったりと過ごしたいですね。新しいことに目を向けていきたい春ですから、普段見逃しがちなつぼみと茎が美味しい野菜を食べて、老いない体を作りましょう。
今回ご紹介する、ラジオ番組「若山博士の食の情報最前線」アーカイブは、2011年3月に放送された回です。お笑い芸人のつまみ枝豆氏をゲストにむかえ、つぼみと茎が美味しい野菜をご紹介します。
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テーマ:「ブロッコリー」
ゲスト:お笑い芸人 つまみ枝豆氏
https://www.youtube.com/watch?v=gJ_DVv-OXwU&feature=youtu.be
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テーマは、「ブロッコリー」。食べる部分がつぼみと茎という変わった野菜のブロッコリーには老いない体を作ってくれる栄養素がたくさんふくまれています。
ブロッコリーにはたくさんのビタミンやミネラルが含まれていますが、中でも2つの優れた栄養素をご紹介します。
[1]葉酸
ブロッコリーには赤血球や細胞を作るために必須の栄養で、貧血や動脈硬化防止が期待できます。重大な疾病を抑制する力もあり、老いない体のためには必要な栄養素です。
[2]スルフォラファン
ブロッコリーに含まれる特有の物質で、体内の解毒酵素や抗酸化酵素の生成を促進し、体の抗酸化力や解毒力を高めると言われています。ファイトケミカルとも呼ばれ胃がんの原因となるピロリ菌を殺菌したり、体内に取り込まれた発癌物質を無毒化し、体外に排出する解毒酵素を助けるなど、体の免疫力を高め、強くて老いない体を作ってくれます。
ブロッコリーの栄養素をしっかり体に取り込むためには、調理方法が肝心です。一般的にブロッコリーを食べる時は塩茹でするのですが、塩茹でしてしまうとブロッコリーの栄養素の内42%は失われてしまいます。しかし、ブロッコリーを蒸して調理した場合6%しか栄養が失れず、たっぷりとブロッコリーの栄養素をとれるのです。
最後に若山博士オススメのブロッコリー料理を紹介します!
<<鶏肉とブロッコリーのマヨネーズ炒め>>
鶏肉にしっかりと火を通し、そこにごま油と醤油で茹でておいたブロッコリーをいれます。これを軽く炒めた後、マヨネーズと醤油で味付けをすると完成!簡単にブロッコリーをたくさん食べられます。
サラダとしてだけでなくメインディッシュとしてもブロッコリーを食べて、老いない体を作りましょう。