日差しも強く、気温も高くなってきましたね。ちょっとバテ気味かも…と感じている方、夏野菜、しっかり摂れていますか?
 
 過去にラジオで、若山博士が料亭「有栖川清水」の夏の懐石の中の夏野菜を使った料理を紹介している回があります。
 
 トマト豆腐やとうもろこしのすりおろしなど、上品かつ、夏野菜の美味しさをギュッと詰め込んだ料理が多数紹介されています。
 
 若山博士曰く、夏野菜は、夏の暑さ対策にぴったりの食べ物です。水分補給には、水分が多く含まれるキュウリや茄子が良いです。疲労回復をしたい場合には、トマト、とうもろこし、ゴーヤ、にんにく、しそ、枝豆が効果的。糖質をエネルギーに変えるビタミンB1、乳酸などの疲労物質を蓄積しにくくするビタミンB2を多く含んでいます。胃酸の分泌を高めて食欲を増進させてくれるのは、トマトピーマンモロヘイヤなどです。
 夏野菜はカラフルなものが多く、見た目でも楽しめることが特徴ですね。
 
 個性豊かな夏野菜たち。実は、もっと個性の強い珍しい夏野菜があることを知っていますか?今回は日本では目新しい夏野菜を紹介します。
 
 まずは、珍しい色のトウモロコシ「ピュアホワイト」と「グラスジェムコーン」です。「ピュアホワイト」はその名の通り、真っ白なトウモロコシで、糖度が非常に高く、茹でずに生で食べても甘さをしっかりと感じられます。「グラスジェムコーン」の特徴は、なんといってもその見た目の美しさ!透明感のある粒たちは、黄色だけでなく、赤や紫、オレンジなどカラフルに彩られています。食べるのがもったいないほど綺麗です。
 次は、「ロッサビアンコ」というナスです。名前にもありますが、赤(紫)と白が交じり合ったような見た目をしています。イタリアのナスなだけに、オリーブオイルとの相性バッチリで、マイルドでクリーミーな味わいを堪能出来るみたいですよ。
 最後に、「菜味夏」という日本で作られた新種の、夏野菜では珍しい葉物野菜です。チンゲンサイのような見た目ですが、ほうれんそうに似た食感で、葉は柔らかく、軸はパリパリです。アクが無く、生でも加熱しても美味しく食べられます。ベーシックな夏野菜に、珍しい夏野菜を取り入れることで、料理や食事の楽しさもグンとアップさせて、楽しく美味しく、夏バテを乗りこえましょう!