26
3月
投稿者 研究員 M カテゴリー 「食」のよもやま話
サンフランシスコから車で約10時間ほどのロングドライブで
ネバダ州との境にある秘境・・「デスバレー」。
自然の偉大さに人間のちっぽけな存在をあらためて思い知る。
この辺まで来るとやたらとメキシカンなお店が増えてくる。
朝食で入った小さな町はずれのドライブイン・・・。
明らかに経営はメキシコ人。
席に座るとすぐに、トルティーヤチップス添えのサルサソースが
席に出される・・・。これをつまみながら、メニューを見るのだが、
これだけで、かなりのボリューム・・・。嬉しいのはサルサソースの
美味しさだ。このお店の手作りで、辛み・酸味・
トマトや野菜の
旨み・・・本場のメキシコでも食べてみたいと強烈に思えてくる。
(3月24日 若山博士 Facebook投稿より)
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シンプルですが、とても美味しそうですね!
トルティーヤは、とうもろこしや
小麦粉で作った、薄いパンで、
メキシコ人にとっての主食です。つまり、日本人にとってのご飯と
一緒なんです!
今回博士がトルティーヤにつけて食べたサルサはサルサ・ロハという
ものです。サルサは他にもいろいろあって、グリーン
トマトで作った
サルサ・ベルデ、
アボカドを潰して作るワカモレなどがあります。
ところで皆さん、メキシコ料理といったら何を思い出しますか?
思い出したその料理、もしかしたらメキシコ料理ではないかもしれません。
トルティーヤをパリっと揚げたタイプのタコスや、ナチョス、ブリトー。
これらは実はメキシコ料理ではなく、テックス・メックス(テクス・メクス)
料理なんです!
テックスメックス料理とは、一般的にはメキシコ風のアメリカ料理のこと。
日本では、メキシコ料理はアメリカ経由で伝えられたものが多く、このような
誤解が生じてしまうことがよくあるそう。
では、この二つ、いったい何が違うのでしょうか?
まず、テックスメックス料理には、メキシコ料理と共通な素材を使いながらも、
本国メキシコではあまり使用されないもの、例えば
チーズや香辛料が
加えられています。また、メキシコ料理というと「とても辛い」というイメージを
持っている方もいるかもしれませんが、実はちょっと違います。たしかに
メキシコ料理は「チレ(とうがらし)」をよく使いますが、チレには、辛みがほとんど
ない
ピーマンのようなものや、
昆布のようにダシを取るためにつかわれるものまで、
様々な種類があります。ですので、メキシコ料理は「辛い」辺倒の料理では
ありません。
これはメキシコ料理なのか、はたまたテックスメックス料理なのか考えて
食べてみるのも楽しいかもしれませんね!
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