サンフランシスコから車で約10時間ほどのロングドライブで
ネバダ州との境にある秘境・・「デスバレー」。
 
自然の偉大さに人間のちっぽけな存在をあらためて思い知る。
この辺まで来るとやたらとメキシカンなお店が増えてくる。
朝食で入った小さな町はずれのドライブイン・・・。
明らかに経営はメキシコ人。
 
席に座るとすぐに、トルティーヤチップス添えのサルサソースが
席に出される・・・。これをつまみながら、メニューを見るのだが、
これだけで、かなりのボリューム・・・。嬉しいのはサルサソースの
美味しさだ。このお店の手作りで、辛み・酸味・トマトや野菜の
旨み・・・本場のメキシコでも食べてみたいと強烈に思えてくる。
 
(3月24日 若山博士 Facebook投稿より)
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シンプルですが、とても美味しそうですね!
 
トルティーヤは、とうもろこしや小麦粉で作った、薄いパンで、
メキシコ人にとっての主食です。つまり、日本人にとってのご飯と
一緒なんです!
 
今回博士がトルティーヤにつけて食べたサルサはサルサ・ロハという
もので、赤いトマトと香草、タマネギ、チレ(唐辛子)などで出来た
ものです。サルサは他にもいろいろあって、グリーントマトで作った
サルサ・ベルデ、アボカドを潰して作るワカモレなどがあります。
 
ところで皆さん、メキシコ料理といったら何を思い出しますか?
思い出したその料理、もしかしたらメキシコ料理ではないかもしれません。
 
トルティーヤをパリっと揚げたタイプのタコスや、ナチョス、ブリトー。
これらは実はメキシコ料理ではなく、テックス・メックス(テクス・メクス)
料理なんです!
 
テックスメックス料理とは、一般的にはメキシコ風のアメリカ料理のこと。
日本では、メキシコ料理はアメリカ経由で伝えられたものが多く、このような
誤解が生じてしまうことがよくあるそう。
 
では、この二つ、いったい何が違うのでしょうか?
 
まず、テックスメックス料理には、メキシコ料理と共通な素材を使いながらも、
本国メキシコではあまり使用されないもの、例えばチーズや香辛料が
加えられています。また、メキシコ料理というと「とても辛い」というイメージを
持っている方もいるかもしれませんが、実はちょっと違います。たしかに
メキシコ料理は「チレ(とうがらし)」をよく使いますが、チレには、辛みがほとんど
ないピーマンのようなものや、昆布のようにダシを取るためにつかわれるものまで、
様々な種類があります。ですので、メキシコ料理は「辛い」辺倒の料理では
ありません。
 
これはメキシコ料理なのか、はたまたテックスメックス料理なのか考えて
食べてみるのも楽しいかもしれませんね!