青ジソに、老化やメタボリックシンドロームなどの予防に有効な成分が含まれていることが、

京都大学大学院薬学研究科の久米利明准教授や農学研究科の入江一浩教授などの

共同研究で分かったそうです。 (8月7日のサイエンスポータル記事より)

「生体内では活性酸素が大量に増えると、細胞や生体組織などの分子が酸化され、

その機能が損なわれてしまう。そうした過度の酸化ストレスから守るために、生体内には

抗酸化酵素の発現を高める防御システムが備わっているが、そのシステムがうまく働かなくなる

ことで老化や発がん、メタボリックシンドローム、動脈硬化、アルツハイマー病などが起きてくる

とも考えられている。

こうした疾患の予防には、野菜や果物の摂取が効果的であることが疫学的にも知られることから、

久米准教授らは、6種類の果汁サンプル(リンゴイチゴクランベリー、ラズベリー、温州みかん)

と6種類の野菜サンプル(青ジソ、モロヘイヤ春菊セロリパセリ、赤ジソ)の成分を調べた。

その結果、青ジソの抽出物から抗酸化の防御システムを活性化させる作用をもつ化合物

(2',3'-dihydroxy-4',6'-dimethoxychalcone:DDC)が見つかった。

DDCを化学合成してラットの細胞で調べたら、抗酸化タンパク質を増加させることが確かめられた。

今後、動物実験などを重ね、疾患の予防薬の開発につなげていくという。」

 

昔から、毒消しとして使われてきたシソに、こんな効能までありそうだとは驚きです。

この時期だと、冷や麦やそうめんの薬味に欠かせない青ジソ。どちらかというと脇役ですが、

メダル獲得には、サポートメンバーの支えがあってこそ・・・といったところでしょうか。

なでしこJAPAN。メダルの色こそシルバーでしたが、堂々の戦いぶりは金メダルに等しいと

思いました。そして、陰で支えてくたメンバーやスタッフにも感謝したいと思います。