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7月
投稿者 研究員 M カテゴリー 「食」のよもやま話
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出された、器には、見栄えが良いとは言えぬが、
いかにも、マスターお手製の一品と、自らが
漬けられていた。
甘辛い
醤油ベースの味が、口いっぱいに広がっていく。
噛みしめれば、トローンとした身から、
カツオの脂と旨みが、タレに負けぬくらいの
インパクトで滲み出てくる。
和歌山へ出向いた時には、ぜひ食べてみたい逸品だ。
(7月15日 若山博士Facebookページより)
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タレがしっかりと染みていそうなカツオの漬けが
食欲をそそります。漬け丼にしても美味しそうですね。
カツオは春から夏にかけての「上りガツオ」と、
9月から10月にかけての「戻りガツオ」が旬です。
カツオは刺身やタタキなど生食で食べるのが一般的で、
博士が和歌山で食べたように漬けにして食べると、
また違った味わい方ができます。
日本では万葉集に登場するほど古くから食べられてきました。
傷みやすい魚のため現在のように生食されるようになったのは、
鎌倉時代からで、それまでは堅くなるまで干して食用されて
いました。そこから「カタウオ」と呼ばれるようになり、
それが略されて「かつお」と呼ばれるようになったようです。
戦国時代から江戸時代にかけて、武士の間では「勝男」という
漢字があてられることから、縁起物とされてきました。
カツオは勇ましさの象徴でもあったのですね~
江戸時代、江戸っ子の間では初ガツオが非常に人気で
「目に青葉 山ほととぎす 初鰹」という俳句にも
残っているほど。高値で取引されていたこともあったようです。
カツオに歴史ありですね!
皆さんも、日本の歴史に思いを馳せながら、
カツオを食べてみてはいかがでしょうか・・・
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