先日、テレビ朝日のドラマ「みおつくし料理帖」を、途中からだったのですが

見ました。

高田郁さんの同名小説が、今年話題になっているのは知っていたのですが

こういったストーリーと構成だったとは知らず、がぜん原作を読んでみたく

なりました。

ドラマの方は、最近力をつけてきた女優の北川景子が、主人公「澪(みお)」

を演じ、“謎の武士-小松原様“役の松岡昌宏あたりは置いといて、脇役の

原田美恵子や貫地谷しほり等が良い味を出している、それなりに見応えの

あるものでした。

女料理人という、当時は珍しかったであろう設定もそうですが、何より料理

(を開発するまで)の描き方が丁寧で、例えば、関西の昆布だしと関東の鰹

節をミックスして新しいだしを作るシーンなど、江戸時代に興味が無くても、

「食」に関心がある者なら誰でも惹きつけられるであろう作り方に、好感を

感じました。

ドラマは今回のみで、連続モノでないのが少し残念ですが、いま我々が食し

ている料理の基礎が形づくられた(と言っても過言でないと思う)江戸時代の

「食」を知る上で、とても良い作品だと思いますので、ぜひとも“連ドラ”化して

もらいたいものです。

北川景子は、同じくテレビ朝日の深夜ドラマ「モップガール」からの(隠れ)

ファンでもありますので(汗)、画像を貼らせていただきます。

尚、ドラマのサイトはこちら

高田さんの「みおつくしシリーズ」は、文庫本でもたくさん出ていますので、

どれから読んだら良いのか、少しばかり嬉しい悩みでもあります。