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11月
投稿者 研究員 M カテゴリー 「食」のよもやま話
日増しに冬の気配が感じられる様になりました。風邪をひきやすいこの時期に、冬の味覚の王様ふぐはいかがでしょうか。過去に放送されたラジオ番組で、若山博士がふぐ料理の名門「春風楼茶寮」の料理長である石原さんをゲストに迎え、ふぐの栄養価や健康効果を紹介した回があります。
こちらから視聴出来ます↓
ラジオ日本「若山博士の食の情報最前線」ゲスト:春風楼茶寮 料理長 石原氏
ふぐは高タンパクで低カロリー、そして脂肪分が1%以下というヘルシー食材。白身魚の中でも脂質の少なさは群を抜いています。ふぐには旨味成分であるグルタミン酸やユノシン酸、リジン、グリシンが他の白身魚よりはるかに多く含まれているため、コクがあります。ふぐが美味しいのはこれらの旨味成分のおかげなのです。
また、ふぐにはタウリンが多く含まれているため、血管や肺機能を強化し、スタミナをつけてくれます。からだや細胞を正常状態に保つ効果も期待できます。たとえば、血圧が上昇した時には下げてくれるような便利な機能です。特に肝臓の働きを助けてくれるため、栄養ドリンクによく配合されている成分です。「タウリンXXmg配合」なんて表示を見たことはありませんか??
さらにビタミンB2やナイアシンも含んでいます。ビタミンB2は細胞再生やエネルギー代謝を促進し、健康な爪や皮膚をつくってくれます。ナイアシンには脂質の代謝を促進する働きもあり、中性脂肪やコレステロール値を低下させ、アルコール分解を助ける効果も期待できます。
ふぐには毒があって資格を持った職人が調理しなければならないことや、ふぐ自体が病気などに弱く漁獲量が少ないことから、高級な魚となっていますが、値段に見合った味と栄養価があります。昔の人は毒を正しく抜けないこともあったため「ふぐは食いたし命は惜しし」という言葉ができたほど、ふぐは人々を虜にしてきました。
そんなふぐ料理で免疫力を上げて美容と健康を手に入れましょう!
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