今年も乾燥した風が吹きはじめ、温かいお茶の似合う季節になってきましたね。お茶は日本人のそばにいつもあり、意識せずとも飲んできたものですが、今回は「お茶」に秘められたパワーについてのお話を。過去に放送していた若山博士のラジオ番組の放送で、ギャバロン茶を開発した大妻女子大学農学博士の大森正司教授と共に「お茶」を紹介している回があります。
 
テーマは「お茶の食べ方で細胞を強く」です。
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若山博士曰く、お茶には抗酸化作用というものがあります。抗酸化作用というのは体を老化させる活性酸素を消してくれる働きのことです。活性酸素は呼吸や食べ物によって体内に侵入してきた細菌・ウイルス・有害物質などから身体を守る免疫作用を持つ、重要な物質です。しかし、運動やストレスや紫外線等によって過剰に生成された活性酸素は正常な細胞や遺伝子を傷つけます。また、体内にある不飽和脂肪酸と結合することで酸化し、過酸化脂質になります。過酸化脂質は細胞を老化させ、身体を錆びさせてしまいます。余計な活性酸素は人の老化や病気の主な原因とされています。
 
そんな抗酸化作用はカテキンによってもたらされます。乾燥させた茶葉の成分の内、13~15%はカテキンです。お茶を淹れた場合、茶葉には約40%ものカテキンが残ってしまいます。これはもったいないですよね。ですから残ったお茶がらも食べてしまいましょう!お茶を食べることによって、飲むだけの時の2倍3倍もの効果があるようです。
 
まず普通に飲む、そして色、香りも味わうことで体全体の細胞にお茶の力を行き渡らせてあげるという意識も大切です。しかし、お茶がらを食べるといってもどうやって食べたら良いのかいまいちわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで、若山博士のおすすめの食べ方を紹介します。
 
まずお茶を作りましょう。そして抽出した後の茶葉を細かく刻んでそのままお鍋へ入れて風味を出してもいいですし、炒めものやカレーにアクセントとして加えるのもいいでしょう。お茶がらを1つの食材と考えて様々なものに加えていくだけで良いのです。
 
お茶を飲んでそして食べてカテキンをたくさん体に取り入れて、老いない体を作っていきましょう。