日本政策金融公庫の発表によると、2012年度上半期の消費者動向調査結果において、
「食料品を購入するときに国産かどうかを気にする」と答えた人は、08年5月の調査開始以来、
最低の数字になったとのことです。
「購入するときに国産かどうかを気にする」と答えた人は、今回調査では70.6%ということで、
1月の前回調査に比べて3.5ポイント低下。「外食をするときに気にする」と答えた人の場合も
7.8ポイント低下した25.1%だったようです。
この調査は、20代から70代の男女2,000人を対象にインターネットで行ったということですが、
現在の「食」に対する志向において、「経済性」と答えた人が各年代ともに高まっており、特に
20代~50代が前回と比べ顕著に高くなっています。
この傾向を時事通信は「厳しい経済状況が続き、節約志向が強まる中、安価な外国産農産物
への期待が高まっていることが浮き彫りになった。環太平洋連携協定(TPP)など貿易自由化
をめぐる議論にも影響しそうだ。」と報じていますが、先進国のなかでも極端に低い食料自給率
(カロリーベースでは40%を切ると言われています)日本としては、かなり深刻な問題と言って
良いかと思います。
「食料をすべて国産に!」とはもちろん言いませんが、国内農業のこれからを考えた場合に、
少しでも国内産のものを食べるという意識は、常に持っていたいと思います。
ちなみに私の場合、納豆は国産大豆のもの、うどんなども国産小麦のものをなるべく買うように
意識しています。それと晩酌は・・・国産麦100%の焼酎「俺の焼酎、麦」をもっぱら愛飲して
います。(笑)
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