今回ご紹介する、ラジオ番組「若山博士の食の情報最前線」アーカイブは、011年3月に放送された回です。お笑い芸人のつまみ枝豆氏をゲストにむかえ、とっても縁起のいい根野菜をご紹介します。
 
レンコンの中には10個程度の空洞があり、輪切りにしたとき、向こう側が見られるため、昔から「先を見通せる」と言われ、お正月や慶事に食されてきました。単に縁起がいいだけではなく、栄養もたっぷり含まれています。土の生命力をしっかり受け止めたレンコンの優れた栄養素を2つご紹介します。
 
[1]ムチン質
レンコンの少しぬるっとした食感はこのムチンによるものです。ムチンは胃の粘膜を保護したりタンパク質分解の手伝いをして消化を助けてくれたりします。暴飲暴食の強い味方なのです。胃の粘膜だけではなく鼻の粘膜を保護するため、ウイルスなどから体を守り風邪予防にもなります。この季節にぜひ食べたい食材ですね。
 
[2]ビタミンC
肌を健康に保ったり、抗ストレス作用をもつ物質の生成を助けるビタミンCは珍しい栄養ではありませんが、ビタミンCは熱に弱くすぐに壊れてしまいます。しかしレンコンの場合、でんぷんがビタミンCを保護するため、ビタミンCを効率よく摂取できます。野菜の中でトップクラスの含有率である点もうれしいポイントです。
 
<若山博士の老いないおすすめレシピ>
★その① レンコンを生で食べよう!~和風れんこんピクルス~
レンコンをスライスして水にさらします。次に甘とワインもしくは梅酒を合わせ、唐辛子を加え一時間程つけるだけで、食感もおいしい和風ピクルスの出来上がりです。
ちょっぴり辛くて前菜にピッタリの料理です。
 
★その② レンコンを焼いて食べよう!~バター醤油でれんこんステーキ~
レンコンを柏子木切りしてサラダ油で炒め、焼き色を軽くつけていきます。次にお酒でちょっと蒸し煮した後、バターと醤油でさらっと熱すればあっという間に完成です。
 バター醤油の香りとれんこんの歯ごたえがたまらないメインディッシュです!
 
レンコンを食べてしっかり免疫力を高めて、年度末を乗り切りましょう!
 
※今回ご紹介したラジオ番組は、下記のURL(YouTube)からご視聴いただけます