[ 1月13日 若山博士 Facebook投稿 ]
金目のあら炊き・・・を割烹「ふくいさ」で頂いた。
出て来たそれは、想像と違って、上品な出汁で
上品に炊かれていた。
 
一口すれば、上品としか言いようの無い、
金目からの出汁が良い塩梅の塩気とともに、
口一杯に広がる。
日本に生まれて良かったなあ・・・と
思いながら、自然な上品な旨みをそれこそ骨の髄まで
食べ尽くす・・・。
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年が明けて1月も半分以上過ぎてしまいましたが、
今年も、若山博士が手がける、若山式・酵素調理法で創り上げた
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さて、今回博士が紹介している金目鯛のあら炊き。
鯛は新年に相応しい、まさにめでたい食材です。日本において鯛は、
赤い色がめでたいとして昔から縁起の良い魚として食されてきました。
天皇家では江戸時代まで昼食に鯛を食べる習慣があったり、
各大名から幕府への献上品として盛んに活用されていたという歴史が
あるほどです。
 
縁起が良く、めでたいとして食されているものとしては、おせち料理が
代表的ですね。おせち料理に使われている料理は、ほとんどがめでたい
食べ物として、食されています。
 
ここでいくつか紹介しましょう。
数の子は、の数が多いことから、子孫繁栄を願う縁起物とされています。
黒豆は、丈夫・健康を意味する言葉である「まめ」の語呂合わせで、
「まめ」に働くなどの意味から、おせちに欠かせないものとされています。
きんとんは、黄金色に輝く財宝に見立てて、豊かな1年を願う料理です。
海老は、腰が曲がるまで丈夫に長生きするようにという長寿を願う意味で、
おせちで食されます。
 
もうお正月は過ぎてしまいましたが、めでたい食べ物は、その由来も含めて
日本の伝統そのものと言えます。現代に至るまで受け継がれてきたお正月の
食の伝統は、これから先もきっと変わらず受け継がれていくのでしょうね。
私もこの1年に1度の特別な食事を、これからも大切にしていきたいと思います。