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(2月26日若山博士 Facebook投稿記事より)
 
長浜屋台「さよこ」で、酔って調子に乗ると
頼んでしまうのが、豚骨ラーメンだ。
近くの屋台からの出前なのだが、熱々が嬉しい。
 
豚骨の乳白色のスープから、
湯気とともに、プーンと、豚骨ラーメンには無くてはならぬ、
匂いが鼻腔を擽ってくれる。
 
スープをかき分け、極細麺を箸で掬い取り、
フーフーとしながら、口に運んで思いっきり啜る。
啜る音はマナーに反する・・・なんてことは言わせない。
 
一啜り毎に、麺に絡むスープと紅ショウガのアクセントが嬉しい。
その合間に、蓮華ですくって口にするスープでリセットしてから、
また、一啜り・・・あっという間に丼が空になる。
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日本人はお酒を呑んだあと、無性にラーメンが食べたくなる人が多いですね。
なぜなのでしょうか・・・??調べてみると、これにはちゃんとした理由が
ありました。
 
■「体を正常に戻そうとする行為」
アルコールは肝臓で分解されますが、分解するのに必要なのがブドウ糖です。
アルコールの分解で使い果してしまったブドウ糖を補おうと、「血糖値を
上げるために何か食べろー!」と脳から指令が送られてきます。
 
そして、飲酒により体内が酸性化しているため、体を中和するためにアルカ性
のものが食べたくなるようです。
 
では、なぜラーメンなのでしょうか??
ラーメンの麺に使われる「かんすい」には、アルカリ性物質が含まれており、
ラーメンのスープに含まれる「グルタミン」には肝臓のアルコールを分解する
効果があります。
 
お酒の後に、ラーメンが無性に食べたくなってしまうのは、体を正常に戻そう
とする自然な行為なのでした!
 
■「外国人の定番のシメは??」
さて、ここで素朴な疑問が。外国人はシメに一体何を食べているのでしょうか?
 
某テレビ番組の調査で、欧米人にお酒を飲んだ後、シメに食べたいものを
聞いてみたところ、70%が「食べない」という結果に・・・
 
これにも理由がありました。実は日本人はアルコール分解能力が低く、肝臓を
長い時間働かせるため、エネルギーとして大量の糖を必要とします。一方、
欧米人は、アルコール分解能力が高い場合が多く、短時間で分解できるので、
糖をそれほど使いません。そのため、日本人はラーメンや甘いモノで、糖を
補給したくなるのに対し、欧米人は、血糖値が下がらないので、特にシメを
食べる必要がないというのです。
 
少し寒さが和らいで、春が近づいてきたな・・・と思う今日この頃。
花見の席では、くれぐれも飲み過ぎに注意したいですね。