ヒイラギ

ヒイラギ

産地と属性

スズキ目ヒイラギ科ヒイラギ属。本州中部以南から、朝鮮半島にかけて分布している。
流通することはほとんどなく、産地周辺で食されている、アジに似た味の白身魚。
体長は10㎝前後と小さく、平たい形をしている。体表は青みがかった銀白色をしており、口は折りたたまれていて、伸ばすと長くなるのが特徴。
食道付近に発光細菌が共生しているため、夜になると腹部が光る。
釣り上げたときなどにギーギーと鳴き、うろこがなく、体表からは粘液を出す。
鮮度がいいほどネバネバしているが、針をはずしにくい、とげがあるなどの理由から捨てられることが多い。
樹木の柊(ひいらぎ)の葉に似て、とげがあることから長崎地方の呼び名で、「ヒイラギ(柊魚)」と呼ばれるようになった。福岡県では「トンボ」、高知県では「ニロギ」と呼ぶなど、地方名が多い。
煮つけにすると、身が簡単にとれて食べやすい。
旬はとくになく、年間を通してとれる。

栄養成分の働き

DHA(ドコサヘキサエン酸)は、魚の脂肪に多く含まれている不飽和脂肪酸で、血液中の中性脂肪を減らす働きがある。また、脳の神経細胞の生成にかかわっており、記憶力や学習能力を高めるといわれている。最近では、認知症の予防効果が期待されている。
EPA(エイコサペンタエン酸)は、DHAと同様の不飽和脂肪酸で、とくに血栓を予防して血液の流れをよくする効果がある。
カルシウムは、骨や歯をつくったり、神経伝達物質をコントロールしたり、筋肉を収縮させるなどの働きにかかわっている。骨粗しょう症の予防に効果的。

栄養成分

EPA、DHA、カルシウムなど

注意点

とげが鋭く、手にさすとケガをするおそれがある。

ポイント

ぬめりがあるので、軍手をしてさばくと扱いやすい。
内臓を取ってから揚げにしたり、南蛮漬けにして骨ごと食べると、カルシウム不足が補える。

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