アカガイ(あか貝)

アカガイ(あか貝)

産地と属性

フネガイ目フネガイ科に属する二枚貝の一つ。漢字では「赤貝」と書く。
別名「血貝」ともいい、これは血液が赤いことに由来する。
縄文時代の貝塚から見つかっていることから、食料としての歴史の古さがうかがえる。
日本海から東シナ海に分布し、奥行がある湾の高潮と低潮の間や、浅瀬の砂や泥の底に生息する。晩夏に産卵期を迎え、冬から春にかけてが旬。
おもな産地は、陸奥湾、仙台湾、東京湾、伊勢湾、瀬戸内海、有明海などだが、韓国や中国からの輸入物が多い。
貝殻には40本前後の放射線状の溝があり、毛のようなものが生えている。
近縁種に、「サトウガイ」「サルボウガイ」「ハイガイ」があり、市販の「赤貝の缶詰」の多くには、サルボウガイが使われる。
刺身や寿司ネタ、煮つけ、つくだ煮などで使用される。
 

栄養成分の働き

貝類のなかでもたんぱく質が多く、脂質が少ないのが特徴。
うまみ成分でもあるアミノ酸の一種、グルタチオンが豊富。肝臓の機能を高める働きがあり、細胞に有害な物質を解毒する。細胞の老化やがん化の原因物質の生成を抑えて、正常な細胞を守る働きもある。
鉄が多く含まれ、体内で酸素を運搬してエネルギーを生み、貧血や疲労の回復に役立つ。
β(ベータ)-カロテンも豊富で、皮ふや粘膜の健康を保ち、免疫力や生殖機能の維持、成長の促進に働く。抗酸化作用をもつため、老化防止にも効果的。また、ビタミンB12も含み、赤血球の生成や神経細胞の修復に働き、疲労の回復や美肌作用に有効。
 

栄養成分

たんぱく質(グルタチオン)、カリウム、リン、マグネシウム、カルシウム、鉄、ナイアシン、ビタミンB12、ビタミンC、亜鉛、銅、β-カロテンなど
 

注意点

殻付きは、3%ほどの塩水につけてしばらくおき、口が開かないものは除く。ヒモは除き、身に包丁を入れて内臓をきれいに取ってよく水洗いしてから食べる。
 

ポイント

生のまま、身と肝をわさびじょうゆやポン酢につけて食べてもおいしい。
重量感のあるもの、2個を打ち合わせて鈍い音がするものを選ぶ。
 
 
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